大型複合施設のオフィス共用部にある、フィットネス、カンファレンスルーム、食堂兼コワーキング等のサービスを提供する施設のサインを計画しました。打ち合わせや個人の作業の他にも、ちょっとした息抜きや運動、セミナーやワークショップといった学び、食事やパーティーといったコミュニケーションの機会など、仕事をとりまく多様なアクティビティが、仕事の時間をより豊かにしていくという考えのもと“PATCHWORK”というコンセプトで空間が設計されました。そのことを受け、多様なアクティビティをつなぐ縫い目=ステッチをモチーフとした書体を開発し、サインとして展開しました。
日本サインデザイン賞(SDA賞)にて銀賞受賞
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各エリアの入り口には、厚めのカルプサインを配置しました。エリアに関連するワードを象徴的に配置し、また側面のみに鮮やかな着彩をすることで、空間に馴染みながらも、存在感のある仕上がりになっています。
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エリアごとにテーマや要素、マテリアルが異なる空間設計の中で、今回開発したフォントを徹底して使うことは、それぞれのアクティビティがつながっているという“PATCHWORK”の意味をより強く表すものとなりました。
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フィットネスエリアでは、ロッカールームに1964年の東京オリンピックの記録をグラフィックに取り入れたり、トレーニングエリアの床には様々な競技のラインを壁面の鏡の反射も活かしながら施しました。
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Art direction:三尾康明
Graphic design:三尾康明、斉藤真弥子
設計:コクヨ株式会社 佐藤航、浅野里紗、藤田敦、浦麻子
施工:コクヨ株式会社
施主:三井物産株式会社、三井不動産株式会社
撮影:株式会社ナカサアンドパートナーズ 山本慶太 (1,2枚目)
撮影:KARAPPO