離島キッチン

Identity,Graphic,Web

2016

全国の離島に息づく文化を紹介する飲食店、離島キッチンの V.I.のリニューアル、ショップカード、パンフレット、店舗サイン、メニュー表、ウェブサイトなど、ブランドイメージの再構築及びデザインを担当しました。離島と一口に言っても島によって文化は様々、THE南国な島もあれば、畜産が盛んな島、かつて流刑の地であった島、焼酎をつくる島、ワイン作りを行う島、地理的な条件もあり、多様な文化が島ごとに育まれています。離島キッチンでは、そういった文化を食を通じて体験できる店舗になっています。

シンボルマークやロゴタイプは、離島キッチンが、19世紀以前の日本古来の文化から21世紀以降に生まれた新たな島文化までも紹介する場であることから、古さと新しさの両方を表現することを考えデザインしました。シンボルマークは、海に浮かぶ島の様を表しています。マークの構成要素としては、和文書体のゴシック体で使われる払いやウロコ表現を使い、家紋のような和の印象とゴシック体のもつ現代的な印象をミックスしています。ロゴタイプは、20世紀につくられた活字を意識した骨格のゴシック体をオリジナルでデザインしました。

グラフィックやウェブサイトは、見出しやナビゲーションなどで、ゴシック体の縦組みを採用することで、和風でありながらモダンな印象をつくりだせるようにデザインしています。リブランディング以降、離島の食材や文化を紹介することに特化した店舗ということで、多くの雑誌、テレビメディア、ウェブマガジンに取り上げられています。

Client: 離島キッチン / 海士町観光協会
Art direction, Design : 三尾康明
Design: 三尾夏生, 斉藤真弥子
Web Development: 佐川貴保