宮崎県西都市のシティプロモーション「西都はじめるPROJECT」のV.I.やグラフィック、ウェブサイトの制作を担当しています。プロジェクトロゴは、未来を拓く鍵を持つ手をモチーフにし、これから西都市で何かを「はじめる」人を後押しするプロジェクトであることを表現しました。西都市ではじめる新しい暮らしに“ワクワク”してもらえるよう、ステンシル仕上げの丸ゴシックのロゴタイプと、鍵の黄色をテーマカラーに、親しみやすく明るいトーンに仕上げています。
ウェブサイトは、先輩移住者をはじめ西都市で暮らしている方を取材した「はじめるMAGAZINE」を入り口にして、移住相談会や体験ツアーの紹介をしたり、移住の問い合わせ窓口へと繋げていく構成となっています。
https://www.saito-hajimeru.com/
このウェブサイトのメインコンテンツである「はじめるMAGAZINE」では、先輩移住者のワークスタイルとして、農業、起業・小商い、リモートワークの3つを軸としたインタビュー記事の紹介をしつつ、遊びや子育て環境など気になる暮らしぶりも知ることができるようになっています。
プロモーション施策としては、先輩移住者の方の暮らしの様子や、生声を聞けるウェブムービーも用意され、「はじめるMAGAZINE」の各移住者のページにも掲載されています。KARAPPOは、ムービーの中のグラフィック要素のデザインを担当しました。
また、「HAJIMERU SUPPORT PROGRAMS」ページでは、西都市への移住の際に利用できる様々な移住支援プログラムについて、複雑に見えがちな支援金の制度や、支援組織の違いによって分散しがちな情報を、移住者目線でわかりやすくまとめています。デザインにあたっては、サービスプログラムごとにプロジェクトロゴと同じトーンの明るい印象のピクトグラムをつくり、それをナビゲーションや挿し絵としても使うことで、堅く見えがちな情報を、柔らかいトーンで伝えられるようにしました。
問い合わせページについても、単なるメールフォームではなく、問い合わせ内容ごとに、サポートプログラムと対応したピクトグラムを使ったり、「はじめる相談窓口」のタイトルもプロジェクトロゴやマガジンロゴと同じトーンでデザインし、積極的に(かつ楽しく!)相談に応じる姿勢を伝え、移住相談のハードルをできるだけ下げられるように作りました。
情報を外に発信していく施策としては、InstagramをはじめとしたSNSや、広告の告知画像もデザインのフォーマットを定め展開していき、プロジェクトに関わるビジュアルの統一をしていきました。
Art Direction: 三尾康明
Design: 三尾康明、斉藤真弥子
Development: 寺田直和
Client: 宮崎県西都市
Agency: 読売広告社
Account Executive: 塚本圭治、姫野章、松下剛平
Creative Director: 大屋翔平、小辻文明
Copywriter: 小辻文明
Movie: HOEDOWN