旭ヶ丘病院のロゴデザイン及び、サインデザインを計画しました。この病院は、一般の外来に加え、リハビリなど回復期の治療やサポートが充実した施設です。この場所が回復期を過ごす方が多い場所であることを意識し、身体が内側から温かくなってほぐれていくような柔らかい印象をつくることを目指しました。
日本サインデザイン賞(SDA賞)にて入選
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シンボルマークは、病院名であり地名でもある「旭ヶ丘」から着想し、丘に昇る、旭(朝日・太陽)をモチーフとしています。 太陽の、元気で活発なイメージと、丘のなだらかで柔和な曲線のイメージを取り入ることで、 リハビリテーションなどを中心とした「回復」を促進する場所であることを表しました。 オレンジ部分に注目すると、マークのシルエットは、「旭ヶ丘」イニシャルのAにも見え、白い丸に注目すると、人のシルエットのようにも見える設計です。
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サイン計画では、ピクトグラムや数字書体、各種サインの立体的な処理など、一つ一つの要素に柔らかい表現を取り入れ、シンプルでありながら程よい温もりが感じられるデザインを目指しました。ピクトグラムは、旭ヶ丘病院のロゴマークの有機的なフォルムを基に、リハビリテーションの場となるということも踏まえ、身体のラインをふっくらした柔らかい曲線で描くことで、元気さのある印象をつくっています。
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館内の突き出しサインや、平付サイン、誘導サインなど、壁に設置するサインのベースは、全て角丸仕上げとし、立体造形としても柔らかさを表現し、全体に統一感を持たせました。
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Client:医療法人 積仁会
Art Direction, Photograph:三尾康明
Design:三尾康明、関谷里奈、佐藤みなみ
Management : AIDAHO Inc. 長沼和宏、澤田淳、竹中瑞穂
施工:松井建設株式会社、株式会社アール工房